<< October 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< ドラマこもごも『有閑倶楽部』 | main | 生放送 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

スポンサードリンク * - * * - * -

ドラマ感想『牛に願いを』

私は好きでしたが,視聴率は思わしくなかったそうです。
関東の農大生が夏に3ヵ月間,合宿で酪農の実習するストーリー。
舞台は北海道の北美瑛町。旭川市から車で一時間だとか。
この「北美瑛町」は架空の地名だったのですね。美瑛町で撮影していたそうです。
実習生の1人,高清水高志(玉山鉄二)が主人公。酪農家の息子だが,初回で「牧場は継ぎたくない。この町に戻りたくない」と町の人達に宣言します。すっかり冷めた都会人。
他の実習生たちも都会っ子で最初はこの土地の生活に馴染めません。
が,回を追うごとに高志も実習生達も変わってきて,土地や酪農の厳しさと魅力を感じ酪農に魅かれて行きます。
途中,実習先の酪農家が亡くなったり,借金が膨らんでつぶれたり,町の合併が進んだり,辛い現実問題も盛り込まれます。ついに高志の父も「牧場を売る」と宣言。
高志は,父親のように牧場を経営する自信が無かっただけだと告白し父親と和解。最後は,皆が東京に戻る時に「俺はここに残る。ふるさとだから。」と言い,ようやく自分の身の振り方を決断します。

でも,父親は牧場を売ると決めなかったっけ・・・。そして大学は?
高志も,高志の妹もそれぞれ同時に実習生から告白され,「結婚して一緒に牧場を経営してくれるJ人じゃないと。牧場は家族経営だから」と答えます。父親は牧場売るんじゃ・・?(二回目)そして高志を好きな実習生の女の子が,去り際に「嫁に来るー!」と何度も叫び,高志も笑顔で「分かった」と返事をします。婚約を承諾してしまいました?でも牧場売るんじゃ・・・?(しつこい)大いに疑問ですが,こういう風にストーリーが進んでいくので視聴者は付いて行くしかありません。

これ,初回は本物の牛の出産シーンがドキュメンタリーみたいだったり,地方の生活や酪農などの第一産業の厳しさを描いていていいドラマなのだけど,少しドラマとドキュメンタリーの中途半端かな。そして私はこの夏で1番良い内容だと思うのだけど,『花ざかりの君たちへ〜イケメンパラダイス〜』の次,という組み合わせが悪かったと思う。能天気なイケメンパラダイスに続いて辛い現実のドラマを観ると,哀しいというより憂鬱になってしまうのよ。別の枠だったら良かったんじゃないか。

高志が幼馴染(両親が亡くなり,借金が膨らんでファームが潰れ,鹿児島で酪農ヘルパーになる)と別れるシーンの,バス?に乗って去る幼馴染を高志が走って追いかけるシーン,感動的なのだけど,『北の国から』の蛍と母親の別れのシーンとそっくりだった。

実習先のファームが潰れたり,財政難の町の合併問題が出たり,どんどん内容は辛くなります。ハッピーエンドが多い中,私は現実を描いていて良いとは思うのですが。
後半,町の合併に反対していた女性議員が,合併賛否の住民投票を実施します。確か3分の2位が反対。それを意気揚々と役所に持って行ったものの,「民意も大事だがそれだけが全てじゃない。投票率がたったの58%だし。町が生き残る現実策が大事」とあっさり却下されます。それについて「先生(議員)のせいじゃないけど,何の為に居るのかわからない」と町民らが話しているのを議員が聴いてしまいます。こりゃきつい。本当に女性議員のせいじゃないし。投票率58%だし。3分の1位は賛成しているのだし。賛成した高志も言うように,このままの町で暮していくのは,道が出来ていなかったり学校や病院が成り立たなくなっていたり大変。「学生たちがキラキラしていて羨ましい。私は‘人生は辛いものだ’と知ってしまったから」とこぼします。話し相手の獣医も否定も励ましもせず,「俺もこの仕事に就くまではヒーローになれると思っていた。でも実際は‘家の牛を死なせた’‘金(治療費)は取っていく’とか言われて・・・」とこぼし,人生が辛い事を肯定します。視聴率低迷で早期打ち切りが決まるとセリフを書く人も暗くなったのかしら(違うだろう)。おばちゃんの私も人生が辛いように感じてしまうではないか。

最終回,「牧場売却するから最後に頑張ろう」と,「牛の品評会」に挑戦した高清水牧場。表彰式で3位2位1位のどれにも牧場名を呼ばれず,がっくりしたら,「特別賞」を貰います。そこで皆「特別賞って・・・!優勝だよね!!」と大喜びしますが,違うのでは?でもその後も何度も「優勝した」と断言しているので視聴者は合わせるしかありません。

牛の品評会の次は,離農したファームの競走馬で怪我をしていた「グラスウィンドウ」という馬がレースに復帰します。町中が「復帰レースが上手く行けば合併問題に好影響かも」と燃えます。1競走馬のレース結果が合併問題に影響するのか疑問なのは私が関東に住んでいるからでしょうか。しかし,復帰を急ぎすぎたのか,出場直前に不調になり欠場します。学生達が実習を終えて東京へ帰るとき(実習生が高志に‘嫁にしてー!’と叫んでた時)みんな「絶対又来るから」「絶対酪農家になるから」「絶対この町の獣医になるから」「絶対役人になって酪農家を守るから」など,絶対絶対を叫んで去っていきましたが,彼らからは何の連絡も無く,高志は実家の牧場を手伝っています。「あの時皆が言っていた‘絶対’は絶対じゃない事はわかっていた。東京に戻ったら彼らの生活がある。それが現実だ」という相変わらず冷めた高志のナレーションが重なります。自分は大学は?お上は「合併したら酪農はとうもろこし畑にする」方針だったはずだけど,高清水牧場は反発して酪農貫いてるの?2年経ってまだ合併決まってないの?
そしてグラスウィンドが再びレースに復活します。レースを観ている高志に「よ!高清水」と声がして,そこには・・・実習生らが皆来ています。そして皆でグラスウィンドの応援をして終わり。
って,「馬に願いを」か!

グラスウィンドを育てていたファームの息子=高志の幼馴染は,最終回は手紙のみの登場です。彼(田中圭)の再登場を楽しみにしていた人も多かったようで,残念がる視聴者のコメントをちらほら見かけました。

玉鉄がアップになると,白シャツ着ると,潜在のCMみたい。
玉鉄の演技は悪くないけど,表情が大袈裟に感じる。口数の少ない役だから表情で演技しているのだろうけど。

アリエル * 雑記 * 18:49 * comments(2) * trackbacks(0)

スポンサーサイト

スポンサードリンク * - * 18:49 * - * -

コメント

私はこのドラマ、最初の一回しか見なかったのですが、ブログを読んで、見てみたくなりました。
ほんと、強引な展開をされちゃっても、『視聴者はついていくしかありません』よね〜(笑)。
Comment by yukari @ 2007/09/19 7:50 PM
おお,yukariさんお越し下さいましたか。
ホント早期打ち切りのせいか後半は強引に進んじゃって,ついていくしかない。まあ,「有り得ない」ドラマに夢中になっていた我らには軽いモンですわ(笑)。
Comment by peach @ 2007/09/19 11:47 PM
コメントする









トラックバック

このページの先頭へ